HOME > 施工実績 > バックナンバー > 「造形」2010.7月号掲載実績 > マドレクリニック
控えめに漂う爽やかな香り。
待合いスペースにはモーヴピンクやブラウンといった温かみのある色のソファが置かれ、それらを隔てる間仕切りはベルベットの優しい風合いです。
そして何より印象を残すのが壁面の要所に用いたゴールド。
その抑えた輝きが空間に上質感を添えています。院長の千葉先生が描いたマスタープランは“開いた本の背表紙側から、ページ側へ広がる空間”という遊び心のあるもの。そこへユーザビリティを考慮しつつ、五感で感じる居心地の良さを実現しました。
千葉先生がミラノで購入したインテリアも、元からそこにあるかのようにしっくりと馴染みます。色や形、そしてテクスチャ。空間を構成する素材を吟味することで誕生した、かつてない「やさしい空間」がそこにありました。
当院では心療内科・美容内科という2つの科を併設。待合いからリラックスできるよう、視覚や香り、手触りなど優しい空間で診察にいらっしゃる方をお迎えいたします。
本をモチーフにした扇状に広がる空間は施主様のマスタープラン。各部屋はその用途によって、ぞれぞれ壁の色や床材など変えています。
アクセントのゴールドは素材の上からクリアーを重ねることで、深みのある落ち着いた色味に仕上げました。結果大変ご満足いただけ、うれしく思います。
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